※本編を読んで「コイツ誰だっけ」と思ったときにご活用ください。


◇登場人物紹介◇

■シャルロア・メル■
 本作の主人公。16歳の少女。
 桃茶色で肩につくかつかないかくらいの長さの髪を後ろで一纏めにしている。
 目の色は銀色。割と美人だが、本人が恋愛に興味がないため、好意の視線は無視することのほうが多い。
 所属は第6師団から出向扱いの第4師団長付き事務員。階級は一等兵。
 自身が魔女であることを隠しており、人の記憶を読める桃色の蝶と、浮遊させた物体に触れた者を気絶させるという銀の蝶を異能として持っている。
 魔法はまったく使えない。


■ファルガ・イザラント■
 『雷鳴獅子』の異名を持つ、先の大戦の英雄。褐色肌の27歳の青年。
 首筋を覆うくらいの長さの黒髪を軽く後ろに流している。
 目の色は金色。じっくり見れば精悍な顔立ちと言えなくもないが、それよりも恐ろしい威圧感がありすぎて、大抵の人間はカッコいいと思う前に恐いと感じる。
 所属は第4師団。階級は副師団長。
 型破りなことばかりする問題児だが、狡猾で計算高い側面も持つ。魔力が高い。
 シャルロアに求婚中。
※第一章 魔女の一撃 02にて初登場。


■イーヴァゼ・ファン・シェストレカ■
 貴族出身の40歳の男性。
 金髪の長髪を首から胸のあたりで緩く括っている。
 目の色はやわらかな緑色。穏やかな顔立ちと物腰に話し方だが、時折身も凍るような狩人の目をすることがある。
 所属は第4師団。階級は師団長。
 人の良さそうな顔して、智略謀略根回し裏取引が異様に上手いので、気がつくと外堀を埋められた状態になったことがある師団員は数多存在する。
 『雷鳴獅子』の手綱をシャルロアが取ってくれればいいな、と思って暗躍中。
※第二章 ネルトの黒き守護手 03にて初登場。


■カヴェッド・レッティス■
 一見生真面目そうでいでその実短気な27歳の青年。
 黒髪短髪に目の色も青く、軍人らしい凛々しい顔立ちをしている。
 とにかく喧嘩っ早く、もう殴っときゃいいんじゃね?という思考に流されがちなので、部下たちは大変苦労しているが、本人は気付いてない。
 所属は第4師団レッティス分隊。階級は分隊長。
 ファルガ・イザラントと同期。
※第二章 ネルトの黒き守護手 04にて初登場。


■タナウス・エレクトハ■
 美術彫刻品だと見紛うほどの美男な24歳。
 髪の色は金髪。目の色は碧眼。まさしく王子様な外見と巧みな話術で捜査を優位に進める。
 しかし分隊長があまり頭を使って捜査しないので、要らぬ苦労を背負う苦労人。故にあんまりカッコいい美男感がない。
 所属は第4師団レッティス分隊。階級は一等兵。
※第二章 ネルトの黒き守護手 04にて初登場。


■シアレーゼ・ドストロ■
 第4師団最年長の45歳。男性。
 青い目の三白眼に黒い短髪で、厳つい顔立ちと体付き。
 口ひげの手入れに余念がなく、いつも整えてあるのが自慢。愛妻家であるため、美人な奥さんとの時間を削りたくなく、分隊長以上の出世を望まなかった。先の大戦を第4師団員として生き残った猛者でもある。特技は狙撃。
 所属は第4師団ドストロ分隊。階級は分隊長。
※第四章 フライメヌを見る 01にて初登場。


■クード・ケドレ■
 どこか気だるげな雰囲気漂う30歳の男性。
 鉄錆色のウェーブヘアをオールバックにしている。目の色は夕陽色。
 かなりの確率で無精ひげは剃られておらず、度々自隊の分隊長に叱られている姿を目撃するが、本人は全然堪えてない。かなりの悪筆。
 武器はなんでも一通り使える万能型。本人いわく一番使いやすいのは槍。
 所属は第4師団ドストロ分隊。階級は副分隊長。
※第二章 ネルトの黒き守護手 08にて初登場。


■パレス・ファイズ■
 一応貴族の端くれな青年、26歳。
 赤毛に紫色の垂れ目、左目の下に泣きぼくろがあり、普段は眼鏡をかけているが乱闘が予想される場合は保護眼鏡に替える。
 名ばかりの貴族であるため、上品さはあまりない。結婚相手も好きにしていいと言われているので、現在結婚を考えている女性は貴族ではなく平民。数少ない彼女持ちなので他の師団員から羨ましがられている。
 武器は銃。早撃ちと銃弾の装填がめっちゃ速い。
 所属は第4師団ドストロ分隊。階級は一等兵。
※第四章 フライメヌを見る 01にて初登場。


■リダードン・ジレニア■
 目の色は緑。黒髪を短く一つにくくっている23歳、男性。
 第4師団最弱であるが、その穴を埋めて足りるほどの幸運の持ち主。犯罪という犯罪を惹きつける体質なので、時折第4師団員から引かれている。
 幸運を目当てに引き抜かれたと思われがちだが、師団長と副師団長は彼の余罪を見逃さない観察眼もきちんと評価している。
 特技は手錠を素早くかけられること。
 所属は第4師団ドストロ分隊。階級は一等兵。
※第四章 フライメヌを見る 01にて初登場。


■ドルキ・フェンナー■
 白髪赤目の青年。19歳。元リャラン自警団員。
 幼いころから美少女な妹を変質者から守っていたため、世話焼きで苦労性。
 本人は鍬を持って畑を耕すしか能がないと思っているが、剣術と投擲の才能がある。魔法を使うのは苦手。
 現在の特技はナイフ投げ。
 第五章終了時の時点で、所属は第4師団ドストロ分隊予定。
※第五章 人魚の涙を得る 01にて初登場。


■ナダ・ブエアッシュ・アートレート■
 銀髪銀目の、貴族らしい高貴な顔立ちの34歳、男性。
 第4師団員の中でもトップレベルの温厚さだが、あくまで第4師団員を基準に考えた場合ということを忘れてはならない。さらっと過激なことを言う。
 記憶力が良く、魔法が得意。剣や銃も使えるが、本人が騎士っぽいことを嫌うので剣を使う姿を見たことがない団員が多い。
 所属は第4師団アートレート分隊。階級は分隊長。
 次代の師団長として、シェストレカから密かに期待をされている。
※第三章 山札の詐欺札 02にて初登場。


■コモエ・ウルグ■
 黒い巻き毛に橙色の目の元気大型わんこ系男子、19歳。
 顔立ちも雰囲気も朴訥な青年だが、その素朴感に癒される人間が多数いる。
 しかしながら考えなしな言動が多いので、割と色んなところでしばかれてもいる。
 武器は師団員の中で唯一戦斧を使っている。
 所属は第4師団アートレート分隊。階級は一等兵。
 現在、第4師団員の中で最も若い師団員。また一番背が高い。
※第三章 山札の詐欺札 01にて初登場。


■アモン・メイファルバ・クランケ■
 短い金髪に切れ長の灰色目をした武官オブ武官な34歳、男性。
 代々直系から第4師団員を輩出する辺境伯家の三男。既婚者。
 剣術が得意であり、仕事に関しては有能だが、男女の機微に関しては第4師団員ほぼ全員からポンコツ扱いされている。
 所属は第4師団クランケ分隊。階級は分隊長。
※第五章 人魚の涙を得る 02にて初登場。


■ウォーバン・シェイ・ロンカ■
 青髪に茶色の眠そうな目が特徴的な男性。22歳。
 のんびりした口調でしゃべるので、のんびりした性格に思われがちだが割と好戦的。
 武官の名門として名高いシェイ家の出身で、家に代々伝わる抜剣術を用いる戦闘を得意とする。抜剣術の速度を支えるための加護魔法を覚えているが、周りにはバレていない。
 所属は第4師団クランケ分隊所属。階級は一等兵。
※第五章 人魚の涙を得る 01にて初登場。


◇ローレンノ・ユーグスエ◇
 紺色の長い髪に若葉色の目をしたサバサバ系女子。16歳。
 シャルロアの元ルームメイト兼友人。
 士官学校での成績は優秀であり、コミュニケーション能力が高いため友人が多い。何気に女子力も高いので年下にモテる。
 実家が鍛冶屋なので、総務部門出身としてはめずらしく剣を扱える。
 所属は第6師団から出向扱いの第2師団事務員。階級は一等兵。
※第一章 魔女の一撃 01にて初登場。


◎アルコ・メル◎
 桃茶の髪に茶色の瞳をした13歳の少年。田舎ではちょっと目を惹くくらいに顔立ちが整っている。
 シャルロアの弟。姉に似てちょっと小賢しく、都合の悪い問いかけはうまく逸らせたりする。
 将来の夢は故郷の湖で漁師となって、自分の船を持つこと。
 現在父の知り合いの漁師に弟子入りして、日々修行中。他人より魔力量が少し多いので、それなりに重宝されている。
※間章『一度だけ』 02にて初登場。















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